Modern Life Is Rubbish

美しいもの。本、映画、音楽、そしてそのほか雑文

Blur新作ジャケの怪

2015年4月27日にBlurがニューアルバムをリリースすることが正式アナウンスされた!
アルバムタイトルは「The Magic Whip」。
http://www.barks.jp/news/?id=1000112915

シングルじゃなくって、アルバム!
なんとも。
感無量。

わたしの重すぎるBlur愛とBlur分析は、いついつか書こうとずっとあたためてあった、そしてあたためてある。

が、その愛を一言で表現するならば
「glastonbury 1994 のBlurのライブ動画(特に"This Is A Low")を観て、『生まれ変わったらBlurになりたい』と真剣に思った」
ということになる。
そのくらいのとち狂い具合である。



そしてそのくらいとち狂っているわたしは、このジャケの想定外のダサさがどうしても気になる。

・・・。
なんで???(涙)

香港でレコーディングしたということで、かなりオリエンタルなジャケ。ということらしいのですが。

・・・。
なんで???(涙)(再)


彼らの感性を愛し、信頼しているからこそ、このショックは大きい。


だって、"For Tomorrow"や"The Universal"、"Coffee & TV"、"Music Is My Rader"など数々の超かっこいいMVを出してきたこの方たちですよ。

https://www.youtube.com/watch?v=F156egcVGp0
https://www.youtube.com/watch?v=Papa_qi7evU
https://www.youtube.com/watch?v=GXRVX1AKAew
https://www.youtube.com/watch?v=hqXnC4Wk5bs



だって、メンバー4人中3人は、アート系分野で有名なロンドン大学ゴールドスミスカレッジ出身ですよ。


だって、「Modern Life Is Rubbish」リリース時にあわせて出された写真は、このスタイリッシュな「British Image 1」ですよ。

だって、グレアムはファインアート専攻で、Blurの過去のアルバムのアートワークだって手がけてるし、自身のソロアルバムのアートワークだっておっしゃれーなものたくさん作ってるんですよ。


だって、デーモンだって、Blur活動停止後のGorillazで、圧倒的にかっこいい音楽をハイセンスなCartoonキャラがうたっているという独特の洒落た設定で、大成功ですよ。

だって、メンバー(※当時のメンバー)みんながサリンジャー好きだったということで、Blurという名前でメジャーデビューする前は、バンド名は「シーモア」だったというくらいですよ(これはアートデザインとは関係ないか)。


ふぅ。
落ち着こう。
落ち着け、自分。


信じよう。
今回のジャケの想定外のダサさは、Blurのいつもの意図的な諧謔であるのだろうと。
いつだってデーモンは世の中を茶化すのが大得意なのだから。


そして信じよう。
肝心の曲は、いつものとおり、超絶かっこいいと。