Modern Life Is Rubbish

美しいもの。本、映画、音楽、そしてそのほか雑文

老人大学

■老人大学の好ましくない形

http://www.rikkyo.ac.jp/grp/kohoka/2ndstage/
http://www.asahi.com/edu/university/information/TKY200711060346.html

立教セカンドステージ大学。
大学と称するが、文部科学省が認可した大学ではない。

以下、「設立の趣旨・特徴」から抜粋。

立教セカンドステージ大学がめざすものは、
単に大学を一般市民に開放し教養主義的な講座を
提供することではありません。立教セカンドステージ大学の目的は、
個人的な学びの行為が社会的な実践ともなりうるような
知の回路を発見する場をともに創っていくことです。
いわゆるシニア世代とそれに前後する各世代が自らの生きる意味と、
他者とともにあることの意味をじっくり考え、
シチズンシップをわきまえた市民社会の主体的一員、
すなわち真の「市民」として生きていくには何が必要かを真剣に
学びあう、新しい生涯学習の場を構築することです。

単なる一般公開講義ではない。
かといって、大学でもない。
つまり、中途半端。
だが、高齢化社会かつ老後をどうしていいかわからない人たちが
多くなりそうなこの社会で、今後のビジネスとしては有望かもしれない。

個人的には、こういう高齢者に閉じたコミュニティを
どうしてわざわざまた別途作るかなぁという思い。

アメリカだと、普通の大学で、40歳代は余裕で見かけたなぁ。
普通の大学に、入りたい老人は入ればよさそうなものなのに、
そうはいかないものなのかしら。



■老人大学の好ましい形

アメリカでは、「カレッジリンク型」と呼ばれる老人ホームが
注目を集めている。
つまり、大学と提携した老人ホーム。
学生と一緒に授業を受ける。
入居者たちは、時には学生の相談に乗り、専門知識がある場合は
講師役を勤めることもある。

個人的には、こういう、若者と老人が共生する社会の方が
未来が明るい気持ちがする。

この取り組みが、日本でも開始されたとのこと。
関西大学にて。
http://www.kansai-u.ac.jp/Fc_let/topics/college-link/greeting.pdf

暗いニュースが多い中、ほんとに嬉しい気持ちになれました。